私の栗栽培は、二年目を迎えたばかりである。私の周りの栽培農家は、何十年とやっているベテランばかり。
そんな中で一人だけ異議を唱えている。これまでの栽培は、間違っている。こんな調子なので、なにを言っても信用されない。
実績も昨年だけなのでデータで示す事ができない。しかし、栗の糖度は、収穫時で最高15度になった。
確実に実績を上げるつもりである。今は、誰にも認められないが、必ず栗栽培の主流の一つのなると確信している。
一つの新たな芽が出はじめているところである。成長する課程を見届けていただきたい。
私のこの栽培技術の確信は、この木からである。
樹齢75年位になる栗である。肥料無し、農薬なしでほっておいた木だ。
その木を二回剪定してこの姿になっている。
去年と比べて、イガの数が増えた。樹勢がいい。変えたのは、剪定を行ったからである。
私の剪定は、木を元気にする。元気になれば、収量も増え、品質もよく、病気にも強くなる。
土づくりは、成果がでるまで時間がかかる。そのため、重視しない。それよりも、本体を元気にすることである。